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年賀状に込める意味と由来|いつから始まった?歴史を年表で解説

投稿日:2020年10月1日 更新日:2026年10月30日
年賀状に込める意味と由来|いつから始まった?歴史を年表で解説

「年賀状にはどんな意味があるの?」「メールやSNSがあるのに、なぜ年賀状を送るの?」という疑問に答える記事です。年賀状に込める気持ちと、その気持ちが生まれた由来を、簡単な年表とあわせて解説します。

この記事のポイント

  • 年賀状は、新年にお世話になった人の家を訪ねる「年始回り」の代わりに、挨拶を届けるものとされる
  • 込める意味は「昨年のお礼」「新年を祝う気持ち」「変わらぬお付き合いのお願い」「近況の報告」の4つ
  • 平安時代の貴族の年始の書状がルーツとされ、明治のはがきの登場で庶民にも広がった
  • 日本郵便によると、年賀はがきの発行枚数は2004年用の約44.6億枚がピークで、2027年用の当初発行は約5.6億枚
  • 出す人が減った今こそ、相手に合わせた手書きの一言が年賀状の価値になる

年賀状は「年始回り」の代わりに新年の挨拶を届けるもの

年賀状は、新年の挨拶に伺えない相手へ、訪問の代わりに挨拶を届けるものです。日本には古くから、年の初めに親戚や目上の人、お世話になった人の家を回って挨拶する「年始回り」の習慣がありました。

しかし、遠くに住む人や、たくさんの相手の家をすべて回ることはできません。そこで、直接訪ねられない相手に手紙で挨拶を届けたのが、年賀状の始まりとされています。年賀状が「新年の挨拶状」と呼ばれるのは、もともと顔を合わせて交わす挨拶の代わりだったからです。

現在では年始回りをする家庭は少なくなりましたが、「本来なら伺うべきところを、はがきでご挨拶します」という気持ちは、今も年賀状の文面に受け継がれています。目上の人へ丁寧な賀詞を使うのも、そのためです。

年賀状に込める4つの意味

年賀状には、主に次の4つの気持ちを込めます。文面を考えるときは、この4つのうち、相手に伝えたいものを選んで入れると、形だけではない年賀状になります。

込める意味文面での表し方特に伝えたい相手
昨年のお礼「旧年中は大変お世話になりました」上司、取引先、恩師
新年を祝う気持ち「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」などの賀詞すべての相手
変わらぬお付き合いのお願い「本年もよろしくお願いいたします」すべての相手
近況の報告結婚、出産、引っ越し、転職などの知らせや家族の写真親戚、友人、しばらく会っていない人

お礼とお願いは、仕事の相手にこそ大切にする

上司や取引先への年賀状では、「昨年のお礼」と「今年のお願い」が中心になります。日頃は言葉にしにくい感謝を、年に一度改めて伝えられるのが年賀状のよさです。

新年を祝う言葉は、相手との関係で選ぶ

賀詞は、新年を迎えたことを喜び、相手の一年の幸せを願う言葉です。目上の人には「謹賀新年」のような4文字の賀詞や、「謹んで新春のお慶びを申し上げます」のような文章の賀詞を使います。「賀正」「迎春」のような短い賀詞は、友人や親しい相手向けです。相手を敬う気持ちを言葉の選び方で表すのも、年賀状の大切な意味の一つです。

近況の報告は、会えない相手との縁をつなぐ

しばらく会っていない友人や遠方の親戚にとって、年賀状は近況を知る数少ない機会です。家族の写真や一言の近況があるだけで、「元気にしているんだな」と相手を安心させられます。年に一度のやりとりが続くことで、会えなくてもつながりが保たれます。

年賀状はいつから?由来を簡単な年表で見る

年始の挨拶を手紙で交わす習慣は、平安時代の貴族の間にすでにあったとされています。それが明治時代のはがきの登場で庶民にも広がり、今の年賀状の形になりました。主な流れは次のとおりです。

時代新年の挨拶の形
平安時代貴族が年始の挨拶を書状で交わしていたとされる
江戸時代年始回りが広まり、遠方の相手には飛脚で書状を送った
明治時代1873年(明治6年)に郵便はがきが登場し、はがきで年賀状を送る習慣が広がった
昭和1949年(昭和24年)12月に、1950年用としてお年玉付き年賀はがきが初めて発売された(日本郵便)
平成〜令和2004年用で発行枚数がピークに。その後はメールやSNSと使い分ける時代へ

元日にまとめて届く仕組みができた経緯や、各時代の出来事は、次の記事で詳しく紹介しています。

メールやSNSの時代に年賀状を送る理由

年賀状を出す人は減っていますが、紙の年賀状だからこそ伝わるものがあります。日本郵便によると、年賀はがきの発行枚数は2004年用の約44.6億枚がピークで、2027年用の当初発行枚数は約5.6億枚です。最近は、年賀状のやりとりを終える「年賀状じまい」をする人も増えています。

それでも年賀状を送る理由として、次のような点が挙げられます。

  • 手元に残る:飾ったり保管したりでき、何年たっても見返せる
  • 相手のために時間を使ったことが伝わる:宛名を書き、一言を添える手間そのものが気持ちになる
  • 連絡先を知らない相手にも届く:メールアドレスやSNSを知らない目上の人、親戚にも住所だけで届けられる
  • お年玉くじの楽しみがある:お年玉付き年賀はがきなら、受け取った人がくじを楽しめる

出す人が少なくなった分、届いた1枚の印象は以前より強くなっています。すべての人に出すのが負担なら、本当に縁を続けたい相手に絞るのも一つの方法です。送る相手の決め方は年賀状を誰に出すかの決め方を参考にしてください。お年玉くじの賞品や当選の確認方法はお年玉付き年賀はがきの当選確認の方法で紹介しています。

意味を伝えるには、相手ごとに一言を変える

年賀状に込めた意味を相手に届けるには、印刷された文面に、手書きで一言を添えるのが一番です。全員に同じ文面だと、どうしても「形だけの挨拶」に見えてしまいます。

  • 上司・取引先:昨年の具体的なお礼を1行添える
  • 友人:「今年こそ会おうね」など、相手を思い浮かべた一言を書く
  • 親戚・しばらく会っていない人:家族の写真や近況で、元気な様子を伝える

相手別に使える一言は、年賀状の添え書き・一言例文集にまとめています。デザインや写真を相手ごとに使い分けると、より気持ちの伝わる年賀状になります。

よくある質問

年賀状はいつから始まった?
年始の挨拶を手紙で交わす習慣は平安時代の貴族の間にあったとされています。はがきで送る今の形が広まったのは、1873年(明治6年)に郵便はがきが登場してからです。
年賀状を送る意味は?
直接訪ねて挨拶する「年始回り」の代わりに、昨年のお礼、新年を祝う気持ち、変わらぬお付き合いのお願い、近況を届けることです。会えない相手との縁をつなぐ役割もあります。
お年玉付き年賀はがきはいつからある?
日本郵便によると、1949年(昭和24年)12月に、1950年用として初めて発売されました。2027年用のお年玉くじの抽せん日は2027年1月25日です。

まとめ

  • 年賀状は、直接訪ねる「年始回り」の代わりに新年の挨拶を届けるもの
  • 込める意味は「昨年のお礼」「新年を祝う気持ち」「変わらぬお付き合いのお願い」「近況の報告」
  • 平安時代の年始の書状がルーツとされ、明治のはがきの登場で広がった
  • 発行枚数は減っているが、そのぶん届いた1枚の印象は強くなっている
  • 相手ごとに手書きの一言を添えると、年賀状に込めた気持ちが伝わる

写真やスタンプ、手書き文字を入れて、相手に合わせた年賀状が作れます。

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