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年賀状の賀詞一覧と意味|目上の人に使える賀詞・NGな使い方

投稿日:2020年10月1日 更新日:2026年10月30日
年賀状の賀詞一覧と意味|目上の人に使える賀詞・NGな使い方

「謹賀新年」「迎春」「賀正」など、年賀状の冒頭に書く「賀詞」の意味と、相手に合わせた選び方をまとめた記事です。目上の人に使える賀詞の一覧と、二重賀詞や忌み言葉などのNGな使い方も紹介します。

この記事のポイント

  • 目上の人には「謹賀新年」「恭賀新年」などの4文字の賀詞か、「謹んで新年のお慶びを申し上げます」などの文章の賀詞を使う
  • 「寿」「賀正」「迎春」などの1〜2文字の賀詞は、友人や目下の人向け
  • 賀詞と同じ意味の言葉を重ねる「二重賀詞」は避ける
  • 「去」「失」「倒」などの忌み言葉は使わず、「去年」は「昨年」「旧年」と書く

賀詞とは新年を祝う言葉

賀詞とは、年賀状の冒頭に書く新年を祝う言葉です。もともとは「祝いの言葉」全般を指しますが、今では主に年賀状に添える祝いの言葉として使われています。

賀詞は、文字数によって敬意の度合いが変わります。4文字の賀詞は「謹んで」「恭しく」といった相手を敬う言葉を含む丁寧な形で、1〜2文字の賀詞はそれを省いた形です。そのため、相手との関係に合わせて使い分けるのがマナーとされています。

目上の人には4文字の賀詞か文章の賀詞を使う

上司や取引先、恩師など目上の人に送るときは、4文字の賀詞か、文章の賀詞を選びます。「賀正」「迎春」などの短い賀詞は、敬意を表す言葉が省かれているため、目上の人には失礼にあたるとされます。

4文字の賀詞(目上の人にも使える)

賀詞読み意味目上の人に
謹賀新年きんがしんねん謹んで新年をお祝い申し上げます使える
謹賀新春きんがしんしゅん謹んで新春をお祝い申し上げます使える
恭賀新年きょうがしんねん恭しく新年をお祝い申し上げます使える
恭賀新春きょうがしんしゅん恭しく新春をお祝い申し上げます使える
敬頌新禧けいしょうしんき謹んで新年のお慶びを申し上げます使える
慶賀光春けいがこうしゅん輝かしい新年のお慶びを申し上げます使える

文章の賀詞(目上の人に最も丁寧)

文章で書く賀詞は、誰に送っても失礼になりません。迷ったときは文章の賀詞を選ぶと安心です。

  • 謹んで新年のお慶びを申し上げます
  • 謹んで新春のお慶びを申し上げます
  • 謹んで年頭のごあいさつを申し上げます
  • 新春を寿ぎ謹んでごあいさつ申し上げます
  • あけましておめでとうございます

上司に送る年賀状で、賀詞のあとに続ける一言の書き方は年賀状の上司への一言例文で紹介しています。

1〜2文字の賀詞は友人や目下の人に使う

漢字1文字・2文字の賀詞は、親しい友人や家族、後輩などに送るときに使います。目上の人には使わないようにしましょう。

賀詞読み意味目上の人に
寿ことぶきめでたい使わない
福ふく幸せ使わない
賀が祝い使わない
春はる新年、年の初め使わない
賀正がしょう正月を祝う使わない
賀春がしゅん新春を祝う使わない
頌春しょうしゅん新年をたたえる使わない
迎春げいしゅん新年を迎える使わない
慶春けいしゅん新年を喜び祝う使わない
初春しょしゅん新しい年、年の初め使わない
新春しんしゅん新しい年使わない

なお、ビジネスの年賀状では、取引先に4文字の賀詞か文章の賀詞を使うのが基本です。宛名の書き方も含めて取引先に送る年賀状のビジネスマナーで解説しています。

二重賀詞は避ける

賀詞と同じ意味の言葉を本文で重ねてしまうことを「二重賀詞」といいます。意味が重複してくどい印象になるため、避けるのが一般的です。

NGな例重なっている部分OKな例
謹賀新年
謹んで新年のお慶びを申し上げます
「謹賀新年」と「謹んで新年のお慶び」が同じ意味どちらか一方だけを書く
賀正
あけましておめでとうございます
どちらも新年を祝う言葉「あけましておめでとうございます」だけにする
新年あけましておめでとうございます「新年」と「明けまして」が同じ意味「あけましておめでとうございます」または「新年おめでとうございます」
一月一日 元旦「元旦」は元日(1月1日)の朝のこと「令和九年 元旦」または「令和九年 一月一日」

「新年あけましておめでとうございます」は広く使われており、誤りとまではいえないという考え方もあります。ただ、目上の人に送るときは避けたほうが無難です。

元日に届かない年賀状に「元旦」と書くのも不自然です。遅れて出すときの日付の書き方は年賀状が遅れたときのお詫び文例を参考にしてください。

賀詞は冒頭に大きく、日付は文末に書く

賀詞は、年賀状のいちばん最初に、本文より大きな文字で書きます。そのあとに昨年のお礼やこれからのお付き合いのお願いなどの本文を続け、最後に日付を入れるのが基本の流れです。

2027年は令和9年、干支は未(ひつじ)です。日付は次のように書くのが一般的です。

  • 和暦で書く:令和九年 元旦
  • 西暦で書く:二〇二七年 元旦
  • 元日以外に届く場合:令和九年 一月(または 令和九年 正月)

縦書きの年賀状では、数字を漢数字にすると全体が整って見えます。横書きなら「2027年 元旦」のように算用数字でもかまいません。

忌み言葉は別の言葉に言い換える

年賀状では、別れや衰えを連想させる「忌み言葉」を避けます。特に気づきにくいのが「去年」の「去」です。

避けたい言葉言い換えの例
去年昨年、旧年
失う・失敗(できごとを前向きな言葉で書く)
倒れる・破れる・滅びる(使わずに別の表現にする)
枯れる・衰える・終わる(使わずに別の表現にする)

また、年賀状の文面には句読点を付けないのが慣習です。「区切りを付けない」という縁起かつぎによるもので、読みやすさは改行や字間で調整します。

英語の賀詞は「Happy New Year」

英語で新年を祝うなら「Happy New Year」が基本です。日本の年賀状でよく見る「A Happy New Year」だけの書き方は、文の一部を切り取った形なので英語としては不自然とされます。「A」を付けるなら「I wish you a Happy New Year」のように文にしましょう。

海外の相手に送るときの英語文例や切手代は、海外への年賀状の送り方と英語文例で紹介しています。

よくある質問

上司に「迎春」「賀正」を使うのは失礼?
失礼にあたるとされます。1〜2文字の賀詞は敬意を表す言葉を省いた形なので、上司には「謹賀新年」などの4文字の賀詞か、「謹んで新年のお慶びを申し上げます」などの文章の賀詞を使いましょう。
「新年あけましておめでとうございます」は間違い?
「新年」と「明けまして」の意味が重なるため、避けたほうが無難とされます。「あけましておめでとうございます」か「新年おめでとうございます」と書けば安心です。
賀詞と「謹んで新年〜」は一緒に使える?
「謹賀新年」と「謹んで新年のお慶びを申し上げます」は同じ意味なので、並べると二重賀詞になります。どちらか一方を使いましょう。

まとめ

  • 目上の人には「謹賀新年」などの4文字の賀詞か、文章の賀詞を使う
  • 「賀正」「迎春」などの1〜2文字の賀詞は、友人や目下の人向け
  • 賀詞と同じ意味の言葉を重ねる二重賀詞や、「一月一日 元旦」の重複に注意
  • 「去年」は「昨年」「旧年」に言い換え、句読点は付けない
  • 英語なら「Happy New Year」。「A Happy New Year」だけで書かない

目上の方にも送りやすい、落ち着いたデザインの年賀状を選べます。

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