お役立ちコラム
年賀状をメール・LINEで送るのは失礼?メリット・デメリットとマナー
投稿日:2020年10月1日 更新日:2026年10月30日
年賀状をメールやLINEで済ませたいけれど、失礼にならないか気になる方に向けた記事です。相手別の使い分け、メリット・デメリット、件名と文例、送るタイミングをまとめました。はがきの手間を減らす方法も紹介します。
この記事のポイント
- 上司・取引先・目上の親戚には、はがきの年賀状が無難
- 普段からメールやLINEでやり取りしている友人・同僚なら、デジタルのあいさつでも失礼にはなりにくい
- 年賀メールは件名に「新年のご挨拶」と名前を入れ、元日の朝以降に送る
- 一斉送信するときはBCCを使い、ほかの人のアドレスが見えないようにする
- はがきの手間が負担なら、スマホで注文して宛名印刷・投函代行まで任せる方法もある
メールやLINEの年賀状が失礼かどうかは相手との関係で決まる
年賀状をメールやLINEで送ること自体がマナー違反というわけではありません。近年はLINEやSNSで新年のあいさつを済ませる人も増えています。一方で、目上の人や仕事関係の相手には「はがきのほうが丁寧」と受け止める人がまだ多いため、相手によって使い分けるのが安心です。
| 相手 | はがき | メール | LINE・SNS |
|---|---|---|---|
| 上司・目上の人 | ◎ | △(普段からメールでやり取りしている場合) | × |
| 取引先 | ◎ | ○(年始のあいさつメールとして) | × |
| 目上の親戚 | ◎ | △ | △(普段からLINEでやり取りしている場合) |
| 友人・同僚 | ○ | ○ | ◎ |
※◎=最も無難、○=問題ない、△=相手との関係しだい、×=避けたほうがよい
迷う相手には、はがきで出しておくと失礼になりません。送る相手そのものを見直したいときは、年賀状は誰に出すべきかの記事も参考にしてください。上司に出す場合の一言は上司への年賀状の一言メッセージ文例にまとめています。
メール・LINEで送るメリットとデメリット
メールやLINEは手軽で費用もかかりませんが、丁寧さでははがきに及びません。主な違いを表にまとめました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| はがき代や印刷代がかからない | 簡単に済ませた印象を与えることがある |
| スマホやパソコンの操作だけで送れる | メールマガジンや企業のあいさつメールに埋もれやすい |
| 住所が分からなくても、アドレスやLINEがつながっていれば送れる | 送信時刻が残るため、送るタイミングに気を配る必要がある |
| ホームページなどのURLを載せて案内できる | 手元に残らず、はがきのように飾ったり見返したりしにくい |
メリット:費用と手間をかけずに、住所が分からない相手にも送れる
はがき代や印刷代が不要で、スマホの操作だけで送れるのが最大の利点です。住所を知らなくても、メールアドレスやLINEのつながりがあれば新年のあいさつができます。仕事やお店の案内をしたい場合は、URLを載せておけばリンク先を見てもらえることもあります。
デメリット:事務的な印象になりやすい
はがきのほうが丁寧でつながりを感じられる、という人はまだ多いようです。特にメールは、年始に届く企業のメールマガジンなどに埋もれると、より事務的に見えてしまいます。名前を入れた件名にする、相手に合わせた一言を加えるなど、気持ちが伝わる工夫をしましょう。
費用の差は1枚あたり年賀はがき代85円と印刷代
はがきで出す場合、2024年10月の郵便料金改定で、年賀はがきを含むはがきの料金は63円から85円になりました。50枚出すとはがき代だけで4,250円かかり、印刷を頼む場合は印刷代も加わります。メールやLINEなら、通信費以外の費用はかかりません。
| 送り方 | かかる費用 | 手間 |
|---|---|---|
| はがき(自宅印刷) | はがき代85円/枚+インク・用紙代 | デザイン・印刷・宛名書き・投函 |
| はがき(印刷を注文) | はがき代85円/枚+プリント料金・宛名印刷代など | デザインを選んで注文。宛名印刷・投函代行を頼めばほぼ完了 |
| メール・LINE | 通信費のみ | 文面を作って送信 |
日本郵便のLINE年賀状は「はがきデザインキット」に移った
日本郵便がLINEで年賀状を送れるサービスとして提供していた「スマートねんが」は、2025年用から機能が移りました。LINEで年賀状を送る機能は、日本郵便の「はがきデザインキット」アプリの「LINEで送信」機能で使えます。スマートねんがのLINEアプリでは、過去のデザインの閲覧とダウンロードだけができます。
日本郵便によると、はがきデザインキットの2027年版は、2026年11月2日にスマホアプリ版とWeb版が公開される予定です。LINEでの送信やSNSでのシェアのほか、コンビニでのはがき印刷にも対応しています。最新の内容は日本郵便の発表を確認してください。
年賀メールは件名と宛先の入れ方に気をつける
年賀メールは、はがきと違って件名が必要です。「明けましておめでとうございます」だけの件名では、メールマガジンや迷惑メールと見分けがつきにくくなります。件名には「新年のご挨拶」などの言葉と、自分の名前を入れましょう。
件名と本文の文例
取引先へのメール
件名:新年のご挨拶(株式会社〇〇 山田太郎)
株式会社△△
営業部 佐藤様
謹んで新年のお慶びを申し上げます
旧年中はひとかたならぬお引き立てを賜り 厚く御礼申し上げます
本年も変わらぬご愛顧のほど よろしくお願い申し上げます
皆様のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます
株式会社〇〇 営業部 山田太郎
友人へのLINE
あけましておめでとう
去年は旅行に付き合ってくれてありがとう
今年もよろしくね
落ち着いたらまたごはんに行こう
一斉送信はBCCで送り、「同報メールにて失礼いたします」と添える
親しい人やお世話になっている人には、1通ずつ名前を入れて送るのが丁寧です。文面をコピーして使い回すときは、別の人の名前が残っていないか送信前に確認しましょう。どうしても一斉送信したい場合は、宛先の入れ方に注意します。
- TO:自分のアドレスを入れる
- CC:使わない。全員のアドレスがほかの受信者に見えてしまう
- BCC:送りたい相手のアドレスをすべて入れる。ほかの受信者のアドレスは見えない
一斉送信のときは、本文に「同報メールにて失礼いたします」の一文を添えましょう。
年賀メールは元日の朝から松の内までに送る
年賀メールは、元日の朝以降に送るのが基本です。年内に送ると送信日時が残るため、新年のあいさつになりません。年明けに送る時間がない場合は、予約送信の機能を使いましょう。
- 元日の0時ちょうどは避ける:深夜に相手のスマホを鳴らしてしまうため。友人同士で年越しのあいさつをする場合は別
- 取引先は仕事始め以降も選択肢:休業中のメールは、年始の大量のメールに埋もれやすい
- 遅くとも松の内までに:一般的に関東は1月7日まで、関西は1月15日までとされる
メールやLINEで届いた年賀状は同じ方法で返してよい
メールやLINEで年賀のあいさつが届いたら、同じ方法で返して問題ありません。目上の人からはがきで届いた場合は、はがきで返すのが丁寧です。返信の期限や時期別の対応は、年賀状の返信はいつまでに出せばよいかの記事で解説しています。
はがきの手間を減らすならスマホで注文する
「はがきで出したいけれど、作る時間がない」という方には、パソコンやスマホでの年賀状注文が向いています。デザインを選んで写真を入れるだけで、メールと変わらない手軽さで、手元に残るはがきの年賀状を送れます。
パレットプラザ年賀状アプリなら、最短5分で注文が完了します。写真の自動補正やスタンプでアレンジでき、宛名印刷も注文できます。宛名印刷を頼むと、条件を満たせば無料の投函代行も使えるので、ポストに出す手間もかかりません。料金は料金ページで確認できます。
よくある質問
- 年賀状をメールやLINEで送るのは失礼?
- 普段からメールやLINEでやり取りしている友人・同僚なら、失礼にはなりにくいです。上司や取引先、目上の親戚には、はがきで送るのが無難です。
- 年賀メールの件名は何と書けばいい?
- 「新年のご挨拶(会社名 氏名)」のように、新年のあいさつであることと差出人の名前が分かる件名にします。「明けましておめでとうございます」だけでは、迷惑メールなどと見分けにくくなります。
- 年賀メールはいつ送るのがマナー?
- 元日の朝から松の内(一般的に関東は1月7日、関西は1月15日)までに送ります。深夜0時ちょうどは避け、取引先には仕事始め以降に送るのも一つの方法です。
まとめ
- 上司・取引先・目上の親戚にははがき、親しい友人・同僚にはメールやLINEも選べる
- 年賀メールの件名には「新年のご挨拶」と自分の名前を入れる
- 一斉送信はBCCを使い、「同報メールにて失礼いたします」と添える
- 送るのは元日の朝から松の内まで。年内の送信や深夜0時ちょうどは避ける
- 日本郵便のLINE年賀状は「はがきデザインキット」アプリから送れる
はがきの年賀状も、スマホで注文すれば宛名印刷・投函代行まで任せられます。
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