お役立ちコラム
年賀状が遅れてお詫びする際のマナーや返信する時の文例を確認
投稿日:2021年11月19日
年賀状はできれば元旦に届くように送るのが基本です。しかし、何らかの理由によって年賀状を出し損ねてしまった場合、マナーに沿った形で年賀状を作成し、早めに出すようにしましょう。
そこで「遅れてしまった年賀状にお詫びの言葉を添えたい」と考えている方のために、おさえておきたい礼儀作法についてご紹介します。
受け取った相手を不快にさせることなく返信をするにはどうすれば良いのか参考にしてみてください。また、こちらがお送りしていない方から予定外の年賀状をいただいてしまったらどうすべきか、返信をおこなう際文例についても解説します。
年賀状が元旦を過ぎるときのお詫びのマナー
年末年始はバタバタするものなので、年賀状の用意が簡単到着に間に合わないこともあるでしょう。その場合でも、三が日である1月1日~1月3日の間に出せる場合は特にお詫びの言葉は必要ありません。
ただ、1月1日の朝に到着しないことがわかっているのであれば「元旦」とは書かないようにしましょう。元旦とは1月1日の朝を指すため「一月」「正月」などとします。このあたりのマナーはよく確認しておくと安心です。
送っていない人から年賀状が来た場合の対処法
こちらがお送りしていなかった人から年賀状をいただいたら、できる即日で返信するようにしましょう。この場合もすぐ対処して三が日までに出せるのであれば、特にお詫びの一言は必要ありません。
三が日を過ぎてしまう場合はお詫びの一言をいれておいたほうが良いでしょう。なかなかお詫びの言葉を考えるのは大変なので、できるだけ早めに準備を進めて、謝りの一言が必要ないようにするのが理想です。
届いた年賀状に対して返信するときの文例
お詫びの言葉をいれて年賀状への返信をする場合、以下のような形が一般的です。
「あけましておめでとうございます。お心のこもった年賀状をいただき、ありがとうございました。新年の挨拶が遅れてしまい、申し訳ございません。」
続いてお世話になった感謝や今後の親交を願う言葉で締めます。遅くなってしまった理由をあれこれ書くと言い訳がましくなってしまうので、それよりも挨拶の部分に力を入れたほうが良いでしょう。簡単な近況報告などを入れるのもおすすめです。また、理由を書きたい場合は「年末より帰省しており~」「年末年始にとりまぎれ~」などの言葉を添えるようにしましょう。
お相手との関係によって言葉を選びながら返信について考えてみてください。
寒中見舞いの例文
三が日に返事ができず、相手に届くのが松の内である1月7日を過ぎるような場合は、年賀状ではなく寒中見舞いとして出しましょう。寒中見舞いとは、寒さが厳しい時期に相手を気づかう挨拶状です。寒中見舞いで返信・お詫びする場合の一般的な文例をご紹介します。
「寒中お見舞い申し上げます。年頭には年賀状をお送りいただき、ありがとうございました。お返事が遅くなり、失礼いたしました。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたしております。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。」
こちらも理由部分を長々と書くのではなく、挨拶を中心にしましょう。「朝晩は冷え込みますので、温かくしてお過ごしください」など、寒い季節の体調などを気遣う一言も入れると喜ばれるはずです。
返信用の年賀状を準備しておくと安心
いかがだったでしょう。年賀状を出しそびれた際にチェックしておきたいお詫びのマナーや注意すべきポイントをご理解いただけたでしょうか。
送っていなかった方から届いた場合、慌てて年賀状の準備から始めると時間がかかります。予定になかった方から届いても良いように、年賀状を事前に用意しておきましょう。その際は品質の良い年賀状印刷ができるプリントサービスを活用してみるのがおすすめです。
まとめ:年賀状を出すのが遅くなってしまった場合、返事でお詫びの言葉を入れたい方もいるでしょう。そこで、礼儀作法を守って相手に年賀状を出すにはどうすれば良いのかについて解説しました。具体的な文例なども参考にしてください。
- 年賀状の書き損じ捨てるのはダメ?活用方法をご紹介
- 年賀状を誤って書いてしまったとき、捨てていませんか?実は誤って書いたものでも、換金することができます。...
- 年賀状を横書きにしたい時に確認すべきマナーや注意ポイント
- 年賀状を書く際は、できるだけマナーを理解し、正しい形で書きたいものです。例えば「受け取る年賀状はほぼ縦書きだけど横書きでは駄目なの?」と疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。