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年賀状はボールペンで書いても失礼じゃない?相手別のおすすめ筆記具

投稿日:2021年10月1日 更新日:2026年10月30日
年賀状はボールペンで書いても失礼じゃない?相手別のおすすめ筆記具

年賀状をボールペンで書くのは失礼なのか、何で書けばよいのか迷っている方に向けた記事です。相手との関係や、宛名・添え書きといった書く場所ごとに、向いている筆記具を比較して紹介します。

この記事のポイント

  • 親しい友人や家族への年賀状なら、ボールペンで書いても失礼ではありません
  • 上司や取引先、恩師など目上の方には、毛筆か筆ペンで書くのが無難です
  • 筆ペンが苦手なら、サインペンや太字のゲルインクボールペンも選択肢になります
  • 写真入りの年賀状や光沢のある紙には、乾きやすい油性ペンが向いています

ボールペンで書くのは親しい相手なら失礼ではない

友人や家族など親しい間柄なら、ボールペンで書いた年賀状でも問題ありません。印刷だけの年賀状よりも、ボールペンでも手書きの一言が添えてあるほうが、気持ちは伝わりやすいものです。

一方で、上司や取引先、恩師など目上の方に送るときは、ボールペンは避けたほうが無難です。年賀状をボールペンで書くのを好ましくないと考える人がいるのは、主に次のような理由からです。

  • 線が細く、はがきの上で字が小さく弱々しく見えやすい
  • 日常の事務書類に使う筆記具なので、改まった印象になりにくい
  • 年賀状はもともと毛筆で書く挨拶状だったため、筆の字を正式とする考え方が残っている

明治時代に郵便はがきが登場して年賀状が広まったころは、筆で書くのが当たり前でした。今はそこまで厳しく考える人は少なくなりましたが、相手が年配の方や礼儀を重んじる方であれば、筆ペン以上の筆記具を選んでおくと安心です。つまり「ボールペンはマナー違反」と決まっているわけではなく、相手との関係で使い分けるものと考えるとよいでしょう。

年賀状に使う筆記具を5種類で比較する

格式の高さでいえば、毛筆・筆ペン・万年筆・サインペン・ボールペンの順になります。書きやすさや向く相手もあわせて比べると、次のようになります。

筆記具格式書きやすさ向く相手・場面
毛筆(小筆)最も高い慣れが必要。墨や硯の準備がいる恩師・目上の方・改まった相手
筆ペン高い毛筆より手軽。とめ・はらいが出せる上司・取引先・親戚
万年筆(太字)やや高い筆圧をかけずに書け、疲れにくい目上の方への添え書き・差出人欄
サインペン普通太さが一定で、誰でもきれいに書きやすい目上の方から友人まで幅広く
ボールペンカジュアルいちばん手軽。字は細くなりやすい友人・家族・同僚

毛筆は最も格式が高い

年賀状にいちばんふさわしい筆記具は毛筆です。書道に慣れている方なら、宛名も裏面も毛筆で書くと品のある年賀状になります。慣れていない方は、書道の授業で名前を書くときに使った細字用の小筆を使うと、はがきの小さな枠にも書きやすくなります。

筆ペンは毛筆の雰囲気を手軽に出せる

筆ペンは、墨や硯を用意しなくても毛筆に近い字が書けるのが魅力です。とめ・はね・はらいで文字に強弱をつけやすく、目上の方への年賀状にも安心して使えます。穂先が毛でできた「毛筆タイプ」と、フェルトなどでできた「硬筆タイプ」があり、筆に慣れていない方は穂先がしっかりした硬筆タイプのほうが扱いやすいでしょう。

筆ペンに慣れていない方は、次の点を意識するだけでも見栄えが変わります。

  • 本番の前に、書き損じたはがきや同じくらいの大きさの紙で数回練習する
  • 穂先を立てて、ゆっくり書く。急ぐと線がかすれたり太さがばらついたりする
  • 漢字はやや大きく、ひらがなは小さめに書くと全体が整って見える
  • 書いた直後は乾いていないことがあるので、手でこすらないよう右上から書き進める

万年筆は太字のペン先が年賀状向き

万年筆は、ペン先の角度や力の入れ方で線に表情が出せます。年賀状に使うなら、細字よりも太字(ブロード)など字幅の広いペン先が向いています。筆圧をかけずにすらすら書けるので、枚数が多くても疲れにくいのが利点です。

サインペンは筆ペンが苦手な人の定番

サインペンは、太さが一定で誰が書いても字がはっきりします。筆ペンが苦手な方でも、きれいに仕上げやすい筆記具です。1本で太字と細字を書き分けられるタイプなら、宛名は太いほう、差出人や添え書きは細いほう、と使い分けられて便利です。

ボールペンを使うなら太字のゲルインクを選ぶ

どうしてもボールペンを使いたいときは、0.7mm以上などの太字で、インクの色が濃く出るゲルインクのボールペンを選ぶと、細く弱々しい印象をやわらげられます。インクは黒を基本にしましょう。

宛名と添え書きで筆記具を使い分ける

宛名と裏面の添え書きでは、求められる役割が違います。全部を同じペンで書く必要はなく、場所ごとに使い分けるのがおすすめです。

  • 宛名(表面):相手の名前が中央に大きく書かれるので、筆ペンかサインペンで太くはっきりと書きます。住所や郵便番号は配達のために読みやすいことが大切です
  • 差出人:宛名より小さく書くので、細字の筆ペンやサインペンの細いほうが向いています
  • 裏面の添え書き:1〜2行の短い文章なので、万年筆やサインペン、親しい相手ならボールペンでもかまいません

宛名や裏面の書き方そのもの(配置や文章の組み立て)は、年賀状を手書きするマナーとおすすめペンで説明しています。上司に添える一言の内容に迷ったら、年賀状の上司への一言例文も参考にしてください。

写真入りやインクジェット紙の年賀状に書くときの注意点

写真入りの年賀状に書き込むときは、油性ペンを選ぶのが基本です。写真の表面や光沢のある用紙は水性インクを吸い込まないため、乾かずにこすれたり、はじかれたりします。

写真の部分には油性ペンを使う

写真をはがきに貼り合わせた年賀状や、写真用紙にプリントした年賀状は、油性のペンで書き込みます。書いたあとは十分に乾かしてから重ねましょう。パレットプラザの年賀状では、銀塩写真でプリントする「写真キレイ仕上げ」は油性ペンでの書き込みに対応しています。ボールペンで書き込みたい場合は、プロ用の印刷機で仕上げる「印刷仕上げ」を選ぶと、ボールペンでも書けます。

インクジェット紙は試し書きで乾き方を確かめる

インクジェット紙の年賀はがきは、裏面がプリンターのインクを吸いやすいよう加工されています。そのため、ペンによっては普通紙と書き味やにじみ方、乾くまでの時間が変わることがあります。本番の前に、書き損じたはがきなどで試し書きをしておくと安心です。

※日本郵便の2027年用年賀はがきには、2026年用まで発行されていた「インクジェット写真用」はありません(日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」より)。

よくある質問

年賀状をボールペンで書くのは失礼?
友人や家族など親しい相手なら失礼ではありません。上司や取引先など目上の方には、筆ペンやサインペンなど太くはっきり書ける筆記具を使うのが無難です。
写真入りの年賀状に書くならどのペンがいい?
写真の部分や光沢のある紙には、乾きやすくこすれにくい油性ペンが向いています。書いたあとは乾かしてから重ねましょう。
宛名だけボールペンで書いてもいい?
親しい相手ならかまいませんが、宛名は相手の名前を大きく書く場所なので、細いボールペンでは見栄えがしません。宛名は筆ペンかサインペンで書き、添え書きにボールペンを使うといった使い分けがおすすめです。

まとめ

  • ボールペンの年賀状は、親しい相手なら失礼ではない
  • 目上の方には毛筆か筆ペン、苦手ならサインペンを使う
  • ボールペンを使うなら太字のゲルインクで、黒を選ぶ
  • 宛名は太く、差出人や添え書きは細めにと、場所で使い分ける
  • 写真入りの年賀状には油性ペンで書き込む

ボールペンで一言添えたい方は、書き込みやすい「印刷仕上げ」が選べます。

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